Japan AI Journal

商品説明の抜けや表記揺れを、AIで点検する。Claudeで始めるカタログ整備。

商品ページごとにサイズの書き方が違う。対応機種が書かれていない。古い説明がカタログに残っている。商品情報の小さな不一致を減らすために、Claudeで点検表を作る方法を紹介します。まずは5商品を選び、手元の資料から試してみましょう。

ANTHROPIC / 商品情報の整備
白い仕切り箱に整理された陶器の製品サンプルと、一点の朱赤の器

Anthropicは9月2日、Claudeで商品検索や比較を行う顧客向けエージェントと、販売・在庫管理を支援する店舗向けエージェントの参考実装を公開しました。 商品データを使った活用を考えるなら、先に整えたいのがカタログの中身です。以下は、その準備として行う実務例です。[1]

比較する5商品と、正しい仕様の資料を選ぶ

似た商品を5点選び、現在の商品説明と、メーカー仕様書など確認の基準にする資料を用意します。品番をそろえ、サイズ、重量、素材、付属品、対応機種といった、その商品で必要な項目を決めましょう。資料ごとに更新日も付けると、古い記載を見分けやすくなります。

最初は公開情報だけを使い、テキストを貼り付けて比較する方法で十分です。説明の長さが商品ごとに違っていても、共通の項目に並べ直すと、どこが未記載なのかを確認できます。自社で扱わない機能や不明な仕様は、空欄を埋めるために補わないよう指定します。

「修正文」より先に、点検表を作る

入力例は「以下の仕様書と商品説明を品番ごとに照合してください。仕様の不足、矛盾、単位・用語の表記揺れを一覧にし、品番/項目/現在の記載/根拠資料の記載/確認事項の5列で出してください。資料にない情報は推測せず、不明としてください」です。

担当者が点検表を確認したら、直す箇所を指定して説明文の案を作ります。同じ材料から、営業用の商品比較表や、購入前に確認したい点をまとめたFAQの下書きにも展開できます。「防水」と「防滴」のように意味が異なる用語は、文章を整える途中で言い換えられていないか、元資料に戻って確認しましょう。

情報を整えてから、ECとの連携を考える

今回の参考実装には、商品カタログなど自社のシステムへ接続するための仕組みが用意されています。デモの商品・企業は架空で、接続と本番運用の設計は導入側が担います。 ここで紹介した点検は、担当者が資料を渡して結果を確認する試行です。自社ECとの自動連携には別途開発が必要になります。[2]

5商品で見つかった不足項目と、確認・修正にかかった時間を記録し、商品登録用のひな型へ反映させましょう。新商品の説明にも同じ項目を使えば、次回の点検を進めやすくなります。連携を検討する段階では、利用するAPI・クラウドの提供地域や契約条件、料金、保守費用まで確認してください。

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